2009.12
νG7:ニュージーセブン活用による葉菜類の水耕栽培(中間報告)
2008.3.12
@ νG7取り付け以前は、サラダ菜を収獲している時に、ハサミで根を切ったサラダ菜  をコンテナの中に入れて重ねておくと、下のコンテナのサラダ菜の葉に上のコンテナに入れておいたサラダ菜の株元から出た汁が付いて汚くなっていたのが、最近はほとんど気にならなくなった。つまり、株元から汁があまりでなくなった。
A サラダ菜の株元を見ると以前は茶色くなっていたのが、νG7取り付け後はあまり茶色くなっていない。
B 出荷先の青果会社の課長さんが、「スーパーのバイヤーが福徳ファームさんのサラダ菜は美味しいと言って下さった。」と喜んでおられた。
C 福徳ファームさんでは、自宅での食事時にサラダ菜メインでサラダを食べていらっしゃったが、社長のお父さんはサラダ菜独特の香りがあまり好きではなく遠慮がちであった。しかし最近、匂いが変わり癖がなくなったので美味しく食べられるようになった。
このお話は液肥の濃度調整後、約20日経過した時の会話です。
それ以後3月中は安定して栽培されています。栽培日数はさらに短縮した。

1.根の成長   2008.2.22

 平成19年12月26日にνG7:ニュージーセブンを原水管に設置し播種時、育苗、本圃での栽培養液に使用 している。
  2月1日、サンチュの仮植を行うためパネルから苗を抜いたとき根が白く、60cm程度と非常に長く伸びて おり従来はこの苗の大きさでここまで伸びた状態はなかった。
  2月20日、更にウレタンの元付近の主根は以前より太くなっていた。

2.EC(導電率)低濃度での栽培が可能か?

  サンチュ栽培のEC濃度は、例年2.0〜2.2前後である。例年は3月頃昼間の急激な気温の上昇と日射しによ りサンチュの芯葉にチップバーン(葉焼け)が発生する。しかし、今年は2月の時点でそこまでの強い日射 しでなくてもチップバーンが頻繁に発生した。

  通常の原因は、PHの低下、急激な湿度や温度(日射)変化、高濃度のEC(アンモニア窒素濃度が高い)カル シウム欠乏等が考えられるが、PHは6.5前後、EC濃度2.0であり問題はないと判断した。推測できること はCO2発生器による湿度が上昇(午前9時時点で湿度80%)し、少しの温度上昇でもサンチュの芯葉が蒸し た状態となりチップバーンが発生した。


  2月17日、サンチュを観察したとき葉色がECが高濃度の時のように濃く感じた、その時点でのEC濃度は 2.1であり適正数値内であったが、作物の状態から判断し少し養液を排出し真水を入れてEC濃度を1.8ま で下げた。
  2月20日、サンチュを観察してみると葉の色はまだ濃いがチップバーンの発生がやや軽減したように見え た。
  2月21日、晴天となりハウス内温度が25度程度まで上昇したが、新たなチップバーンの発生は少なくなっ た。葉の色はまだ濃いため更にEC濃度を1.7まで下げた。
  EC濃度を下げたことによってチップバーンの発生が減少した要因として推測できることは、毛根が発達 したことによって肥料の吸収率が向上し、低濃度でも作物にとっては適正数値であると判断する。もし この方法で持続した栽培が可能となれば肥料代が削減となり経営面でのメリットがあると思われる。但 し、養液内の養分バランスが崩れるのではないか 今後、継続した観察が必要である。
 

3.ちぢみ葉の減少

 サンチュは株が古くなるとかなりの割合で葉のちぢみが発生するが、EC濃度を1.8まで下げた時点で発生 が減少したように感じる。ちぢみの原因はEC濃度との関係があるものと推測する。

4.PHの変化

  水耕栽培の原水は、約60メートルの地下水を使用している。19年7月に測定した原水のPHは6.6であった がνG7:ニュージーセブンを通した原水はPH6.9程度まで上昇した。
  昨年のサンチュ栽培養液のPHは5.5〜6.5の範囲で推移しているが、2月23日現在のサンチュ栽培養液は PH6.8〜7.0程度まで上昇した。上昇の要因としては、EC濃度を下げているため作物がアンモニア態窒素 を吸収し溶液中の含有量が不足しているための上昇と、原水のPHの上昇が推測される。通常、養液のPH は5.5〜6.5弱酸性となり、これが作物の養分吸収に好適な状態とされている。低くても高くても養分吸 収は悪くなり生理障害が発生する。
  PHを下げるにはアンモニア態窒素を含む肥料又は酸を加える方法があるが、アンモニア態窒素濃度を高 めるとチップバーンの発生が考えられるため、リン酸を加え下げた。


5.サラダ菜

 昨年までの冬季間の栽培日数は110日前後であったが、今年は100日前で収穫している。この要因ははっ きりとはわからない。又、サラダ菜の(切り口)が大きく、根の量も昨年より多くなっている感じがする 。

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