作用が強いほどいいはまちがい
わたしたちのからだには、恒常性があり、例えば、免疫系には賦活(ふかつ)作用といい、強すぎるものは弱め、足りないものは補おうとする機能が備わっています。
わたしたちは、サプリや濃縮エキスを摂る時、ついつい、濃いものが効く、チカラの強いものがいいと思いがちですが、長期間にわたり毎日使うものは、+でも−でもない「中庸(ちゅうよう)」で、バランスがとれた状態が望ましいとも考えられます。量子水は、pH、酸化還元電位ほかわたしたちの体液と同等の性状をしていますから安心です。
わたしたちのからだを成り立たたせているものは、絶妙なバランスで制御されています。
無意識に過ごしていますが、自律神経をはじめとする様々な機能が寝ている時でもはたらいてくれています。中でも血液は、pH 7.4±0.05のごく狭い範囲で厳密に管理されています。ですから、長期間摂取する水は、体液と同調しやすい範囲の水である方が負担が少ないと考えられます。1日2日くらいならかまいませんが、毎日1.5~2リットルも摂取する水の影響は無きにしも非ずです。
高齢になればなるほど、からだに抱え込む水の量が減り、生まれたての赤ちゃんでは70%~80%近くあった水分が50%くらいに減るといわれます。ですから、その日摂取する水の影響そのものを受けやすくなることが考えられますから、慎重に選ぶほうがベターといえますね。
からだに優しい水って?
わたしたちのからだの50~70%は水が占めていますからこまめな水分補給が必要ですが、ただ単に飲めば飲むほど良いわけではありません。
2.5リットルの必要量のうち食事から1リットル、腎臓で再吸収される水分を除いた約1.2リットルを1回ごとに100~150mlくらいずつ飲むのが良いとされています。
量子水は、細胞膜の水の通り道アクアポリン3(AQP3)と親和性が高く、吸収されやすいからだに優しい水なのです。
量子水のアクアポリン(AQP)透過性
アクアポリン(AQP)は、細胞膜に存在する細孔(pore)を持つ膜内タンパク質の一種で、水分のみを選択的に通過させ、細胞への水の取り込みに関係している。イオンや他の物質は通過させないため水チャンネルと呼ばれる。
対照水を1として、透過性を相対値で比較したところ、全てにおいて優位で、中でもAQP3に対する透過性は1.43倍となり特に高かった。
合同会社北川科学総合研究所
北川 良親
アクアポリン(AQP)、耳慣れない言葉かも知れませんが、わたしたちのからだの細胞表面にある小さな穴です。本来は水を通さない細胞膜から特異的に水を通過させ、臓器によってかかわりの深いAQU0~9の種類が存在しています。
量子水はAQU3と特に親和性が良いことが判明しており、AQU3は、腎臓や咽頭に多く存在することがわかっています。特に腎臓の尿濃(水の再取込み)、咽頭でのウイルス防御に関係すると推察されます。
わたしたちも自然の一部です
自然界のものは、絶妙なバランスでお互いを成り立たせています。
近年、言葉を介さない植物でさえ、周囲の樹木たちとコミュニケーションをとり合い、環境の保全、森の再生をくり返していることがわかってきました。
わたしたちも例外ではなく、60兆ともいわれるからだの細胞もエクソームを放出してコミュニケーションをとり合って機能しているといわれていまね。
水が多くの反応に関与する以上、細胞の調和にとって大きな鍵であることは否めません。
ヘモグロビンと葉緑素
植物は、葉緑素(クロロフィル)、二酸化炭素、水と光の反応で成長エネルギーを産生しますが、わたしたちヒトの血液中にあるヘモグロビンは、肺から取り込んだ酸素をからだの隅々に運び、二酸化炭素を受けとって新陳代謝をくり返しています。
このクロロフィルとヘモグロビンは、中心となるFe鉄とMgマグネシウムが異なる以外はまったく同じ構造をしています。血液は赤く、葉っぱに象徴される植物は緑色、実は、わたしたちと自然界の仲間たちはさほど遠い存在ではないとも考えられます。
自然界のふしぎから学ぶ、謙虚な姿勢がわたしたちの感覚を豊かにしてくれるかも知れませんね。
水はふしぎがいっぱい
世界の名水
世界的に知られる名水といえば、奇跡の水と称される「ルルドの水」、長寿の氷河乳と呼ばれる「フンザの水」、ビルカバンバの水、テラコテの水などありますが、例えば、ルルドの水は、普通の水と比較してゲルマニウムが若干多いことがわかっています。
また、山岳地帯の氷河を源として流れ下る白濁したフンザの水は、表面張力が低く、多くのミネラルをコロイド状に含んだ安定した水となっていることがわかっています。
これらの大自然の作用には決してかないませんが、量子水製造装置、νG7シリーズは、自然界の水の清浄化、ダイナミックな機能性の一部を再現する作用を生み出しており、そこがいちばんの特徴といえるでしょう。
たんぱく質を包む第4相の水
わたしたちのからだは、おおまかにいうと水が70%、たんぱく質が20%、骨や他のミネラルなどが10%…このうちたんぱく質は、筋肉や髪などの組織や消化酵素をはじめいろいろな成分の原料となりますが、このたんぱく質は周りを3層の水で囲まれ安定性を確保する仕組みになっています。そして、この水の層は筋肉他の組織でも確認されており第4の相と呼ばれたりしています。
筋肉は、からだの部位の中でいちばん水を抱えいて、その大部分は大腿部など下肢に存在していますが、筋肉はアクチン、ミオシンというたんぱく質の連携で機能しています。その第4の相の水境界面ではマイナスの電荷がはたらくといわれていて、ATPの電子の受け渡しをスムースにしていると考えられています。そして、そこでは、水は、H3O2としても存在しており、結晶性のある境界を形成するともいわれています。次第に明らかになっていく水のふしぎは興味深いものですね。
ここから先の明日へ
量子水の医学的な検証が加速しています…Dr.のインタビューほか掲載しています